『龍馬の家計簿』 |
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『トランプがローリングストーンズでやってきた~言霊USA2016~』 |
大村 大次郎/著 河出書房新社
「坂本龍馬」、険悪だった薩長同盟を成功させ、亀山社中を経て私設軍「海援隊」を組織した彼は、明治維新において有名な志士の一人です。しかし彼は、他の多くの志士達と少し立場が変わります。それは脱藩浪人であること。幕末時代、脱藩した彼には藩からの禄はありません。副業が簡単にはできない時代、どのようにお金を工面して明治維新の立役者となったのでしょうか?
龍馬が残した多くの資料と、彼についての文献を元に、元国税調査官の著者が紐解く龍馬の経済事情とは?
(Y.E)
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町田 智浩/著 文藝春秋
今年は4年に1度のアメリカ大統領選。共和党が当初の予想を裏切り「暴言王」トランプ氏が正式な候補となりました。
一方の民主党も、女性初の大統領を目指すクリントン氏が候補となり、いつも以上に注目を浴びる国アメリカ。実際、アメリカ社会の現状は、どうなっているのでしょうか?
アメリカ在住の映画批評家でコラムニストの著者がアメリカの良い所から悪い所まで、今のアメリカを独特の切り口で伝えます。
(U.A)
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『生きているかぎり語りつづける 谷口稜曄さんが世界中に伝えたいこと』
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『大人の極意』
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舘林 愛,ジャスティン・ニーリー/著
主婦の友社
1945年8月9日、16歳の稜曄さんは自転車に乗って手紙を配達していた時、原子爆弾が投下され、長崎の街は一変しました。
この絵本では、稜曄さんの地獄のような被爆体験と、60年にわたって彼を支える妻の栄子さんとの歩みが描かれています。
世界で被爆体験を語り続ける稜曄さんは、原爆の恐ろしさについて、人々が忘れてしまうことを怖れていると話します。
原爆の恐ろしさを語り継ぐことの大切さと、力強い平和へのメッセージが伝わってくるようです。
(H..Y)
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村松 友視/著 河出書房新社
みなさんは理想の大人像をお持ちでしょうか。単純に大人といえば、成人したひと。でも、見た目の大人と中身の大人は全く違うものがあるような気がします。
いくつになっても周りから好かれる人や頼りにされる人、尊敬できる人そんな存在になりたいものです。
この本は著者自身が人生の中で出会ってきた「大人」について語っています。大人の振る舞い方や、言葉の選び方など人生の先輩を見習って、みなさんも自分の理想の大人像を目指してみませんか。
(M.T)
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『地図がわかれば社会がわかる』 |
『1もう人と同じ生き方をしなくていい わたしの人生心得帖』 |
田代 博/著 新日本出版社
地図の基本は道案内です。しかし、過去から現在に至るまでの相次ぐ災害を通して、命と生活を守る不可欠のツールであるという認識も高まってきています。各地で作られているハザードマップはその一つと言えるでしょう。
この本では、地図の歴史や命と生活を守る地図の役割、そして、モバイル機器の普及に伴い、数多く利用されている地図アプリについてなど、地図に関する様々な事柄について解説されています。
地図が社会的にどのような役割を果たしているのか、地図の大切さを再認識させられる一冊です。
(R.K)
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下重 暁子/著 海竜社
人と違うことを恐れず、自分の人生に責任を持ち、生き抜くことの大切さを改めて考えさせられる1冊。
「自立」というテーマのもと、家族や友人などとの関わり方や自分らしく生きる心の持ち方について、著者自身の刊行した著書の中からメッセージを抜粋し提言している。
「時には嫌われたっていいと覚悟する」「生き方は死に方」など、著者らしいはっきりとした表現と力強い言葉の数々には重みがあり、ページをめくるたびに新たな発見に出会えるような気がする。
(K.N)
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